大学院に入るための条件
大卒資格が必要です
大学を卒業しておくことが必要です。
私の周りでは、専門学校卒業の人は、通信制の大学で大卒資格を取って、大学院に進学される人が多かったです。
学部は問われないので、通信制の大学で、リハビリ以外の学部を卒業されている人も多いです。
受験までの流れ
受験前に研究室の教授と研究内容を打ち合わせが必須です
大学と違って、受験の際に入学後の研究についての計画書を提出したり、口述発表をしたりするので、事前に教授と相談し、受験についての承諾を得ることと、研究内容について相談しておくことが必要です。
おおまかな流れは下記のような感じです。
①行きたい研究室の教授に連絡を取る
出身大学やツテがあるなどでない場合でも、大学のホームページに連絡先が載っているので、所属を 希望する研究室の教授に連絡をします。私は、いつもメールで簡単な自己紹介と、大学院進学を希望していることと、研究室に興味がある旨、面談の依頼をお送りしています。
全く知らない教授でも問題ないです。
連絡をしてみて、大学院生を受け入れてくださるようなら、教授と面談の日程を調整しましょう。
受験の日程によりますが、願書を出すまでに準備することがいろいろとあるので、願書締め切りの2~3か月前には動き出すのがいいと思います。
②教授と面談
大学に足を運んで見学もさせてもらうか、まずはお話だけ電話やzoomでするかどちらのパターンもあります。
この時に、自分がどういう研究をしたいのか、研究室ではどのような研究をしているのか、自分の研究を実施できそうか、通うことができるのかなどを教授と話し合います。
社会人の場合、仕事をしながら両立できるかがポイントです。ゼミと自分の研究が主なので、ゼミはいつやっているのか、昼なのか夜なのか、曜日、研究室に通う頻度などしっかり確認します。
必要があれば、仕事の調整(休みや勤務時間など)もしておきましょう。
③受験の準備
受験することを決意したら、受験資料の取り寄せ、提出書類の準備、研究計画の作成、受験科目の確認と受験準備などを進めましょう。出身大学に卒業証明や成績証明などを請求したりしなければならないので、早めに準備をすすめましょう。
④受験
しっかり準備をして当日を迎えましょう。
受験科目は?
英語の試験があることが多いです
学内での進学では、進学試験を受けるのですが、学外からの受験では、入学試験を受験します。
私は、修士、博士とも入学試験を受験しました。
受験科目は、学部によって違いますが、私の経験では、
医学部の修士課程では、英語(筆記)、生物(筆記)、研究に関する口頭試問でした。
試験内容については、過去問があったりすることもあるので、教授に聞いておくとよいでしょう。
修士課程の口頭試問は数分でしたが、自分のやりたい研究に関してきちんと説明ができて、質疑応答に答えられるようしっかり勉強しておきましょう。
リハビリテーション学の博士課程では、英語(TOEIC)、研究計画のプレゼンテーションとそれに対する質疑応答でした。
修士・博士とも英語の試験がありました。
受験の度に普段から英語の勉強をちゃんとしておくべきだったと後悔しながら焦って勉強しましたので、受験を考えておられる方は、ぜひ普段から英語の勉強をしておくことをオススメします。
進学後も、医学部では英語での講義があったり、ゼミも英語で行われたりしましたし、英語の論文を読み、博士課程では英語で論文を書かなければならないので、英語力がとにかく必要です(泣)
社会人の英語学習には、自宅で好きな時に好きなだけ学習できるオンライン英会話がおすすめです。ネイティブの先生とマンツーマンで、自分のレベルに合わせたレッスンが受けられます。
学費の準備。学費はどれくらい?
大学の学費とほぼ一緒です。
私は、出身大学以外の国公立大で、修士・博士とも別の大学に進学したので、
入学金:約40万 × 2回(修士・博士それぞれ) =約80万
(出身大学・出身大学院からそのまま進学であれば不要、公立大では地元在住であれば不要などいろいろな減免制度もあるので、行きたい大学院の制度を調べてみてください)
授業料:修士課程は、年間60万弱 × 修業年数 (修士2年) = 約120万
博士課程は、年間60万弱 × 修業年数 (博士3年) = 約180万 です。
国公立大学院の場合、修士・博士合わせて、大学院に使う総額は、計380万円です。
ちなみに、私立大の場合は、入学金は30~40万、年間の学費が100~200万程度が相場のようです。
大学と同じように奨学金制度も使えます。私も、修士課程は奨学金を利用しました。
まとめ
以上、大学院進学の準備についてご紹介しました。
社会人の場合、仕事をしながらの準備になりますので、なるべく早めに時間の余裕を持って準備を進めておくことをおススメします。