リハビリ専門職が選ぶ高齢者におススメの歩行器

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この記事の筆者
ゆめ先生

主に介護分野で働く作業療法士(リハビリの国家資格)。
修士(医学)。大学院博士課程(リハビリテーション学)在学中。
健康全般にとにかく興味あり、分子栄養学の資格取得。
みんなに元気に生きてほしい。

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歩行器について

歩行器はどんな人に必要?

歩行器は、自立して歩行することが困難な場合や、足が痛い、腰が曲がって支えがないと歩けない、手術後の歩行練習、歩行がふらふらしている場合などに使用します。

杖よりも体をしっかり支えられ、安定感が増します。

ふらふらしている、歩くのが遅くなった、転びやすくなっている、足や腰が痛いなどの方は歩行器の使用を考えてみてもよいと思います。

歩行器は介護保険でレンタルができる

歩行器は、介護保険の認定を受けている方は月数百円程度の負担でレンタルすることができます。介護保険の認定を受けていない方は、認定を受け、ケアマネージャーさんに相談すると借りる手続きをすすめてもらえます。

おススメの歩行器と使い方

介護保険の認定を受けていない方も、歩行器を購入することができます。リハビリ専門職の視点で、おススメの歩行器を種類ごとに紹介していきます。

固定式歩行器

固定式歩行器は、歩行器を持ち上げて前に進めながら、歩行する歩行器です。対象の人は、ある程度自分で立てて、しっかり腕の力もある方で膝が痛い、足の手術をした後などにおすすめの歩行器です。

軽量の金属でできているので軽くて丈夫です。また、折り畳みができるため、持ち運びや収納も場所を取りません。

柔らかい地面や砂利、傾斜のあるところなどでの使用には不向きで、主に室内での使用がおすすめです。病院やコンクリートの平地などであれば屋外での使用も可能です。

↓こちらの商品は、キャスターも付属されているので、キャスター付け替えて、押して使用することもできます。


セーフティアームウォーカー

セーフティアームウォーカーは固定式歩行器の脚がキャスターになったものです。

キャスター付きの歩行器の中で小さく、軽いことが魅力です。こちらも室内での使用がおススメです。

↓こちらは手元にブレーキがしっかりついていて、簡単にブレーキをかけられます。


キャスター式歩行器

↓こちらの歩行器は、軽いタイプのキャスター式歩行器で、座ることができるタイプです。歩行中で疲れたり、台所での作業をする、物を運ぶ際などにおススメです。こちらも室内での使用に向いています。


U字型歩行器

U字型歩行器は、病院や施設のリハビリなどでも使用する歩行器です。体全体を支えられる、もっとも安定感のある歩行器です。足の力が弱っていたり、かなりふらふらして転びやすい方向けです。少し大きいので、お部屋や廊下の広さを考慮して選びましょう。

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歩行車

歩行車は、室内でも屋外でも使用でき、安定感があります。ふらふらする、腰が曲がってきている、室内では何も持たずに歩けるけど、外出で長い距離を歩くのは不安な方などにもおススメです。

↓こちらは室内・屋外とも使用できるタイプです。手元でブレーキもかけられ、ストッパー機能もあるため、座ることもできます。また、かごが付いており荷物を入れられます。車輪も大きく、お出かけにもピッタリです。

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シルバーカー

↓こちらは座ることができ、買い物かごを乗せられるタイプのシルバーカーです。


↓荷物が入れられる位置が高く、腰をかがめずに出し入れができます。また、押しやすい形で、腰を伸ばして歩くことができるためリハビリの視点からも非常におススメです。


まとめ

代表的な歩行器を紹介しました。歩行器は種類もデザインもいろいろなものがあります。上手に使用することで、歩行を補助し、いつまでも歩ける体作りにもつながります。

最適な歩行器を使用して、安全に室内の移動や外出を楽しんでください。

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